転職してDTPオペレーターになるために必要なDTPソフトをマスターする3つの方法とその将来性

いまの仕事を辞め、転職してDTPオペレーターとして働きたいと考えているのなら、DTP制作に必要なDTPソフトを使えるようにならなければ話になりません。

DTPオペレーターとして抑えておかなければならないソフトウェアは、ADOBEのインデザイン、イラストレーター、フォトショップの3つです。

採用する側としては即戦力として雇用したいわけですから、転職してから覚えればいいという甘い考えは捨てましょう。

DTPオペレーターに必要なDTPソフトをマスターする3つの方法

DTPソフトの操作を最低限マスターする方法として次の3つがあります。

1)大学・専門学校で学ぶ
2)スクールで学ぶ
3)独学で学ぶ

1)大学・専門学校で学ぶ

芸術大学や美術大学には必ずといっていいほどグラフィックデザインを専攻できる学部や学科があります。最新のPCを揃えた環境で学習することができ、DTPはもちろん、グラフィックデザインに関連する知識も習得できるので将来の選択肢が広がります。

多くの場合、新卒で最低限のスキルと知識を持ったフレッシュな人材を、じっくり育成していくような企業から重宝されます。学校から就職先の紹介も期待できます。
デメリットとして、学費と時間が掛かります。

転職してDTPオペレーターになろうと考えている方には遠回りかもしれませんが、DTPオペレーターへの道も視野に入れて、可能性を拡げるために見聞を深めるという意味ではとてもいい選択なのではないでしょうか。

2)DTPスクールで学ぶ

スクールによっては、現在の仕事を続けながら必要な知識とスキルだけを短期集中で学ぶことができます。時間を掛けずに知識とスキルを習得できるので、転職してDTPオペレーターを目指す方に最もおすすめする方法です。学費の準備は必要です。

即戦力を必要としている企業からの求人がありますが、応募・面接する際に実績をアピールすることができないので、最低でもDTPエキスパートやDTP検定のどちらかの資格を取得していないと、求人している企業側としては「DTP素人」は採用しにくいでしょう。

3)独学で学ぶ

書籍やウェブ情報を元に自分のペースでスキルを習得することができます。今の仕事を続けながらでも学習できるので、DTPスクールと同様に転職してDTPオペレーターを目指す方におすすめする方法です。

最低限の書籍や参考書を購入は必要ですが、高額な学費が必要ないのが独学で学ぶメリットといえます。

こちらも最低限DTPエキスパートやDTP検定の資格を取得していないと転職を成功させることは難しいでしょう。

まとめ

DTPオペレーターになるためにはDTPソフトが使えなければ話になりません。ただ、ソフトが使えるだけでいいかといえばそうでもありません。実際の現場でしか学べないことが山ほどあります。

想定される転職先は、印刷会社、出版社、編集プロダクション、広告代理店、ネット通販会社、デザイン事務所、企業の広報や広告宣伝セクション、企業のマニュアル制作セクションなどが考えられます。

とにかく、どんな形でもいいので実際の現場に入り、実績を積むことがもっとも重要です。
といっても現実は厳しいのですが。。。

なかなか転職先が見つからない方におすすめしたいのは、現場に入る方法を模索しながら、実績を積み重ねる方法です。

クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングに登録し、安価で簡単な仕事からでも積極的に取り組んで多くの実績を積んでおきましょう。
転職の際、アピールする材料を作ることが出来ます。

DTPオペレーターの将来性

会社員DTPオペレーターとして働いている方の労働環境の多くは、残業が多いため(すべてがそうではありませんが)、20代30代のうちは肉体的にも対応できるのですが、年を重ねるうちにだんだん厳しくなってきます。

会社の規模や方針にもよりますが、管理職のポストがあれば管理職に、DTPオペレーターの経験を活かした他の業務(校正業務や外注管理、営業)に転属するのが一般的です。

しかし、転属先がなければ居場所がなくなってしまい、退社することになってしまいます。

あくまでDTPオペレーターにこだわるのであれば、転職を繰り返すか独立するしかないでしょう。

知る限りではDTPオペレーターだけでは需要が少ないので、グラフィックデザインやウェブデザインなどの分野にも精通していくと守備範囲が広がります。

どちらにしても日々進化していく技術や社会情勢に適応できる柔軟性が必要になると思います。

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