印刷営業として知っておくべき印刷通販のデメリット

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いままで受注していた仕事が最近発注がないなぁと思っていたら、知らないうちに印刷通販に流れてしまっていたということもあるのではないでしょうか。

また、やっとの思いでアポイントを取った新規開拓先で、印刷通販と競合してしまい手も足も出なかったという経験をしている営業マンも多いことと思います。

印刷通販に価格面で勝負しようとしても太刀打ちできるものではありません。

しかし、圧倒的な安値で勢いのある印刷通販ですが、デメリットと考えられる点がいくつかありますのでまとめておきたいと思います。

印刷通販のデメリット

1.完全な印刷データ(入稿データ)を用意しなければいけない

入稿データとして不備はないかのチェックはしてくれるが、誤字や脱字などのチェックはしてくれない。

2.紙の目なりを指定できない

価格を抑える為に、さまざまなものを付き合せて印刷するので目なりの指定ができない。

3.支払条件を合せなければならない

発注側の支払い条件ではなく、通販印刷会社の支払い条件に合せなければならない。
当然のことかもしれませんが、与信調査もあります。

4.預かり在庫してくれない

一括納品されてしまうので、あらかじめ置き場所を用意しておく必要があります。
分割納品にも対応できない。

5.融通が利かない

急な修正、急な部数変更、急な納期変更、複雑な納品形態に対応してくれない。

6.すべてが最安とは言えない

サイズ、部数、加工、納期などで高くなることもあります。

7.品質にばらつきがある

同じ印刷会社、同じ印刷機オペレーターがするわけではないので、リピート発注のあるものは向いていない。
色校正をしたからといっても電話やメールでは微妙な色のニュアンスが伝わらない。
立会い印刷もできない。

8.ある程度の印刷知識が必要

電話やメールでは不明点や疑問点を気軽に質問できない。
発注側の自己責任の部分が多いので、値引きや刷り直し対応してもらえないケースが多い。

9.提案がない

印刷物の目的を理解したうえでの、キャッチコピーなど文章の書き方やレイアウトの仕方、色数や紙の種類や加工など、プロ目線での提案が受けられない。

10.丸投げできない

こんな感じでやっといて!とか、おまかせで作っといて!ということはできません。
このような顧客が印刷通販を使うことは考えにくいですが。。。

まとめ

印刷通販のデメリットばかりアピールする営業マンはどうかと思いますので、プロの視点で通販印刷と通常の印刷会社のメリットデメリットを公平に伝えられるようになりたいものです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
この記事が今後の活動の参考になれば幸いです。