印刷営業に欠かせない印刷サンプルの使い方と集め方

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印刷営業でもっとも大切な営業ツールは、何と言っても印刷サンプルではないでしょうか。

いくら口頭で“こんな感じのモノ”を作りましょうとイメージを伝えても、なかなか相手には伝わりません。そんな時にイメージを具体的に伝えることが出来るのが印刷サンプルなのです。

ここでは、印刷サンプルの使い方と集め方についてまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

サンプルの具体的な使い方

  1. 既存顧客に対し、その業界以外で参考になりそうな情報を提供
  2. 既存顧客に対し、その業界内の競合企業の情報を提供
  3. 既存顧客に対し、顧客の課題解決につながる情報の提供と提案
  4. 新規開拓のための営業ツール

印刷物には大きく分けて二種類あります。

“自社で作った印刷物”と“他社が作った印刷物”です。

自社で作った印刷物

自社で作った印刷物をサンプルとして使う際のメリットとして考えられることは、どんな目的で作られたのか、ターゲットは誰なのか、印刷部数や制作料金などがどのくらいか予め明確になっていることです。
※サンプルとして使う際には、必ず依頼主の許可を取りましょう。

予め制作の背景が分かっていれば、同じような課題を抱える企業に提案するにも説得力があります。

他社で作った印刷物

一方、他社で作った印刷物では制作の背景が分かりませんので、提案する際に企画書や顧客素材を落とし込んだカンプなどでイメージが伝わるように補足する必要があります。

自社で作ったことのないサンプルを集め提案することで、担当者のイメージアップになり、ひいては売上アップの可能性が広がります。

また、これまで取引実績のない業界や分野に対して新規開拓する際に、なくてはならないのが“他社が作った印刷物”です。サンプルをたくさん集め、分析し企画書やカンプをしっかりと作り込み説得力のある提案が必要となります。

印刷サンプルの集め方

BtoBなのかBtoCなのかによってサンプルの収集方法が大きく異なりますが、だいたい以下の方法で収集することが可能となります。

折込みチラシから集める

主にチラシを印刷している印刷会社にとって、もっとも簡単にサンプルが手に入る方法です。
折込み日によって、業種にも偏りがあるのが特徴。
エリアによっても折り込まれるチラシが異なるので、社員の協力を得て集めるとたくさんのサンプルが手に入ります。

ポスティングチラシから集める

新聞購読をしていない層が増えてきたことや折込み費用よりも安価に宅配できることから、広告主がポスティングを選択することも多くなりました。
折込みチラシが広域とすると、ポスティングはどちらかというと狭域となります。
住居タイプによって入手できるチラシがことなるので、社員の協力を得て集めるとたくさんのサンプルが手に入ります。

ショッピングセンターやコンビニのラックから集める

サービスカウンターやレジの横に、フリーペーパーや求人冊子、住宅情報冊子が置いてあるラックが設置されています。フリーペーパー以外にもさまざまなチラシなどが置かれています。

展示会やイベントで集める

目的に合った展示会やイベントを選ぶことが最も大切です。
ブーススタッフと話し込んでしまうと効率よく収集できないので、なるべく接触を避け必要な資料だけどんどん集めていきましょう。

インターネットの資料請求で集める

サイトによっては会員登録するだけで資料請求することが出来ます。後からの営業電話などが煩わしい場合は、それなりの対策が必要となります。

まとめ

印刷営業にとって、印刷サンプルは非常に重要です。

企画書を作ることや提案営業が苦手な人は、顧客のライバル企業の印刷物や顧客で応用出来そうなサンプルを持っていくだけでも十分です。早速、試してみてください。